レタッチとは?
フォトレタッチ外注を成功させる基本ポイント
写真を撮影した後、より美しく、魅力的に仕上げるためのフォトレタッチは、多くの企業にとって重要なプロセスとなっています。しかし、専門的な技術と時間が必要なため、外注を考える企業も少なくありません。本コラムでは、BtoBでフォトレタッチを外注する際のポイントについて解説します。
レタッチとは?
レタッチとは、写真を加工・編集することです。Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトを用いて、カメラで撮影したままの元画像に対して、なんらかの変更を加えることを指します。
フォトエディット、写真加工、写真修正、画像編集など似たような言葉が多くありますが、これらはほぼ同じ意味と捉えて差し支えありません。
具体的には、以下のような作業があります。
汚れ、ゴミ、シミなどの削除、明暗調整、色調補正、コントラスト調整、シャープネス調整、変形、不要なオブジェクトの消去、合成、ノイズの軽減、ボカシやモザイクの追加、など。

なぜレタッチするのか?
なぜレタッチが必要なのか?
写真は、撮影する環境や条件によって様々な影響を受けます。例えば、照明の加減、背景の状況、または被写体自体のコンディションによって、撮影された写真が必ずしも理想的な仕上がりにならないことがあります。
このような時には再撮影をするという手段もありますが、時間や予算の制約などの理由で再撮影が難しい場合があります。また、準備段階から撮影後にレタッチすることを前提として、時間や予算を節約したり、写真の完成度を高めたりするケースもあるでしょう。
レタッチをする主な目的には、次のようなものが挙げられます。
- 不要な要素の除去
撮影時に写り込んでしまった不要な物や背景の乱れを除去することで、鑑賞者の視点を被写体に集中させ、主題を明確にすることができます。 - 被写体の魅力向上
ポートレート写真では、肌荒れを目立たなくしたり、体型補正をしたりすることで、被写体の魅力を最大限に引き出します。また、商品写真においては、汚れや傷を消したり、形を整えたりすることもあります。適切なレタッチにより、被写体の魅力を引き出し、より良い印象を与えることができます。 - 撮影時の課題改善
写真撮影では、何よりもまずその瞬間を撮り逃がさないことが優先されます。シャッターチャンスを優先して、カメラの設定は時にオートで撮ることもあるでしょう。その場合、明るさやホワイトバランスなどは撮影後に細かく調整することになります。 - 創造的な表現の実現
フォトレタッチは、見たままを写した写真に、さらにクリエイティブな表現を加えることも可能にします。例えば、カラーグレーディング(色調調整)をしたり、合成をしたりすることで、レベルの高い作品や商品写真を作り上げることができます。
レタッチを外注するメリット
レタッチを外注することで、企業は多くのメリットを享受できます。
・品質の向上
専門的な技術を持つプロに依頼することで、高品質な写真を手に入れることができます。
・リソースの有効活用
レタッチ作業にかかる時間と労力を節約でき、社内のリソースを他の重要な業務に充てることができます。
・戦略的な活用
外注先とのコミュニケーションを通じて、企業のブランディングやマーケティング戦略に合った写真を作り上げることができるのも大きなメリットです。
外注先の選び方と注意点
フォトレタッチを外注する際には、適切な外注先を選ぶことが重要です。
【選び方のポイント】
・実績・得意分野の確認
過去の実績やレタッチサンプルを確認し、依頼したいジャンルに強みがあるかを見極めましょう。
レタッチャーにも得意な分野、不得意な分野があり、人物、商品、建築、料理などそれぞれに特化したレタッチャーがいます。
オールジャンルのレタッチを請け負っている「何でも屋」に上手いレタッチャーはいませんので、できるだけ避けるべきです。
・会社の規模
レタッチを大量に依頼したいなら、レタッチャーの数が多い会社を選ぶ必要があります。少人数の会社では大量の案件を期日までに納品するのが難しいためです。逆に、1枚またはほんの数枚なら小規模の会社かフリーランスのレタッチャーの方が依頼しやすいでしょう。
・テスト作業の実施
特に長期的に継続して外注を検討している場合は、テスト作業に対応してくれる会社を選びましょう。テスト作業を通じてフィードバックを行うことで、本番作業時の品質を高めることができます。
・コミュニケーション
コミュニケーションの取りやすさや依頼内容に対する理解度も重視してください。信頼できる外注先を選ぶことで、スムーズなプロジェクト進行が期待できます。
・料金・納期
料金体系や納期も事前に確認し、予算内で納期に間に合うかをチェックすることが大切です。料金だけを判断基準に選ぶと、品質が基準を満たさず、再修正に想定外の時間や追加料金がかかることがあります。
【依頼時の注意点】
・依頼内容の明確化
まず、依頼内容を明確に伝えることが重要です。具体的な作業指示や要望、レタッチ後の用途を詳しく伝えることで、期待通りの仕上がりに繋がります。
・参考資料の共有
レタッチしてほしい写真だけでなく、過去の事例や希望する雰囲気・テイストが分かるサンプルを共有し、イメージのすり合わせを行いましょう。
・修正に関する取り決め
納品後の再修正についても事前に取り決めておくことで、トラブルを避けることができます。
初めてのレタッチ外注でお困りの方へ
レタッチを外注するのが初めてで、どのようにレタッチの指示をしたらよいか分からない場合は、見積もりの前に詳しくヒアリングしてくれる業者を選びましょう。
実績が豊富なレタッチ会社なら、お客様のニーズを的確に把握し、どのようなレタッチが最適かも提案してくれるはずです。
「東京レタッチ」では芸能人のレタッチを得意としたレタッチャーが多数在籍しており、写真集、アーティストグッズ、SNS、雑誌、広告など様々な用途に対応いたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
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東京レタッチはエンタメ業界に特化した、法⼈向けレタッチサービスです。アイドル・芸能⼈などのポートレートレタッチに豊富な実績あり!
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この記事を書いた人
玉上義彦
株式会社bloom
フォトショップ歴20年。ベトナム在住8年。
早稲田大学卒業後、フォトグラファーアシスタント、雑誌編集者を経て、現職。
新規開拓営業、既存顧客対応、レタッチャーの養成およびマネジメント、SNS運用、ウェブコンテンツ制作などを担当。