レタッチとは?
フォトレタッチ外注を成功させる基本ポイント

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レタッチとは?<br>フォトレタッチ外注を成功させる基本ポイント

写真を撮影した後、より美しく、魅力的に仕上げるためのフォトレタッチは、多くの企業にとって重要なプロセスとなっています。しかし、専門的な技術と時間が必要なため、外注を考える企業も少なくありません。本コラムでは、BtoBでフォトレタッチを外注する際のポイントについて解説します。

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レタッチとは?

レタッチとは、撮影した写真を加工・編集する作業です。Adobe Photoshopなどの画像編集ソフトを使い、写真の見た目を調整したり、不要なものを消したりします。

「フォトエディット」「写真加工」「写真修正」「画像編集」も、レタッチとほぼ同じ意味で使われる言葉です。

レタッチの具体的な作業は、主に以下の3つに分類できます。

【見た目の調整】
・明るさ(明暗)や色合い(色調)の補正
・コントラストやシャープネスの調整
・写真のゆがみや傾きの修正

【不要な要素の除去】
・写真に写り込んだゴミや汚れの削除
・不要な人物やオブジェクトの消去

【特殊な加工】
・複数の写真を組み合わせる合成
・ノイズの軽減
・ぼかしやモザイクの追加

また、人物写真においては、印象を向上させるために以下のような肌のレタッチも行われます。

・シミ、シワ、ニキビなどの除去
・肌の明るさや色ムラの補正
・肌をなめらかに見せる質感調整

なぜレタッチするのか?

なぜレタッチが必要なのか?

写真は、撮影する環境や条件によって様々な影響を受けます。例えば、照明の加減、背景の状況、または被写体自体のコンディションによって、撮影された写真が必ずしも理想的な仕上がりにならないことがあります。

このような時には再撮影をするという手段もありますが、時間や予算の制約などの理由で再撮影が難しい場合があります。また、準備段階から撮影後にレタッチすることを前提として、時間や予算を節約したり、写真の完成度を高めたりするケースもあるでしょう。

レタッチをする主な目的には、次のようなものが挙げられます。

  1. 不要な要素の除去
    撮影時に写り込んでしまった不要な物や背景の乱れを除去することで、鑑賞者の視点を被写体に集中させ、主題を明確にすることができます。

  2. 被写体の魅力向上
    ポートレート写真では、肌荒れを目立たなくしたり、体型補正をしたりすることで、被写体の魅力を最大限に引き出します。また、商品写真においては、汚れや傷を消したり、形を整えたりすることもあります。適切なレタッチにより、被写体の魅力を引き出し、より良い印象を与えることができます。

  3. 撮影時の課題改善
    写真撮影では、何よりもまずその瞬間を撮り逃がさないことが優先されます。シャッターチャンスを優先して、カメラの設定は時にオートで撮ることもあるでしょう。その場合、明るさやホワイトバランスなどは撮影後に細かく調整することになります。

  4. 創造的な表現の実現
    フォトレタッチは、見たままを写した写真に、さらにクリエイティブな表現を加えることも可能にします。例えば、カラーグレーディング(色調調整)をしたり、合成をしたりすることで、レベルの高い作品や商品写真を作り上げることができます。

レタッチを外注するメリット

レタッチを外注することで、企業は多くのメリットを享受できます。

・品質の向上
専門的な技術を持つプロに依頼することで、高品質な写真を手に入れることができます。

・リソースの有効活用
レタッチ作業にかかる時間と労力を節約でき、社内のリソースを他の重要な業務に充てることができます。

・戦略的な活用
外注先とのコミュニケーションを通じて、企業のブランディングやマーケティング戦略に合った写真を作り上げることができるのも大きなメリットです。

外注先を選ぶ5つのポイント

フォトレタッチを外注する際には、適切な外注先を選ぶことが重要です。

【選び方のポイント】

・実績・得意分野
依頼したい分野を得意とする外注先を選びましょう。レタッチには人物、商品、建築、料理など様々な分野があり、それぞれ専門性が異なります。外注先のウェブサイトで過去の実績やサンプルを確認し、得意分野を見極めることが重要です。一般的に、幅広いジャンルを扱うところより、専門分野を持つ外注先の方が高い品質を期待できます。

なお、弊社のように芸能人の写真などを扱う会社では、守秘義務により案件の詳細や作例などを公開できないことがほとんどです。そのため、「大手企業との取引実績多数」といった曖昧な表現だけでなく、顧客の許可を得た上でウェブページに具体的な企業名が示されているかを確認しましょう。必要であれば、公開情報について直接問い合わせ、誠実な回答が得られるかも判断材料になります。

・会社の規模
依頼したい写真の枚数に応じて、会社の規模を選びましょう。一度に数百枚あるいは数千枚といった大量のレタッチには、対応人数の多い会社が適しています。逆に、数枚程度の依頼であれば、小規模な会社やフリーランスの方がスムーズに進む場合があります。

・テスト作業の実施
継続的に依頼する場合は、契約前にテスト作業を依頼できるか確認しましょう。事前に品質や進行のすり合わせができるため、その後のやり取りがスムーズになります。

・コミュニケーション
担当者と円滑にコミュニケーションが取れるか、依頼内容を正確に理解してくれるかも重要なポイントです。安心して任せられる外注先は、スムーズなプロジェクト進行に繋がります。

・料金・納期
品質と料金のバランスを考慮して選びましょう。料金の安さだけでレタッチ業者を選ぶと、品質が基準を満たさず、再修正でかえって費用や時間がかかることがあります。予算内で希望の品質と納期を実現できるか、事前に確認が大切です。

【依頼時の注意点】

・依頼内容の明確化
仕上がりの齟齬を防ぐため、作業内容や完成後の写真の用途(ウェブサイト、広告、SNSなど)を具体的に伝えましょう。

・参考資料の共有
希望する雰囲気や色味がわかる参考写真(OKサンプル)を用意すると、担当者と完成イメージを正確に共有できます。

・再修正に関する取り決め
トラブルを避けるために、納品後の修正回数や範囲などのルールを事前に確認しておきましょう。

【依頼時の注意点】

・依頼内容の明確化
まず、依頼内容を明確に伝えることが重要です。具体的な作業指示や要望、レタッチ後の用途を詳しく伝えることで、期待通りの仕上がりに繋がります。

・参考資料の共有
レタッチしてほしい写真だけでなく、過去の事例や希望する雰囲気・テイストが分かるサンプルを共有し、イメージのすり合わせを行いましょう。

・修正に関する取り決め
納品後の再修正についても事前に取り決めておくことで、トラブルを避けることができます。

初めてのレタッチ外注でお困りの方へ

レタッチを外注するのが初めてで、どのようにレタッチの指示をしたらよいか分からない場合は、見積もりの前に詳しくヒアリングしてくれる業者を選びましょう。
実績が豊富なレタッチ会社なら、お客様のニーズを的確に把握し、どのようなレタッチが最適かも提案してくれるはずです。

「東京レタッチ」では芸能人のレタッチを得意としたレタッチャーが多数在籍しており、写真集、アーティストグッズ、SNS、雑誌、広告など様々な用途に対応いたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

玉上義彦

玉上義彦

株式会社bloom

フォトショップ歴20年。ベトナム在住8年。
早稲田大学卒業後、フォトグラファーアシスタント、雑誌編集者を経て、現職。
新規開拓営業、既存顧客対応、レタッチャーの養成およびマネジメント、SNS運用、ウェブコンテンツ制作などを担当。