非可逆圧縮(ひかぎゃくあっしゅく)
非可逆圧縮とは
非可逆圧縮は、元データの一部を間引くことでファイルサイズを小さくする圧縮方法です。
この代表的な形式が、写真などで広く利用されるJPEGです。JPEGのような非可逆圧縮ファイルは、上書き保存を繰り返すたびに画質が劣化していく特性があります。
特にJPEGでは、保存時に指定する画質設定によって、劣化の度合いが次のように異なります。
最高画質(例: Photoshopの画質設定 10~12)
数回の上書き保存では、見た目の違いはほとんど分かりません。しかし、10回以上繰り返すと、わずかな画質の劣化が見られるようになります。
高画質・中画質(例: Photoshopの画質設定 5~9)
2~3回上書き保存すると画質の劣化が目立ち始め、ノイズが確認できる場合があります。
低画質(例: Photoshopの画質設定 1~4)
1回保存しただけでも、画質の劣化がはっきりと分かります。